『この世界の片隅に』
作品詳細 https://konosekai.jp
【感想・ネタバレを含む】
簡単な感想としては心が朗らかになる。
観る前の先入観としては戦争ものだから火垂るの墓みたいなもんかな〜という感じ
しかし、監督さんが違えばかなり変わる!!
大まかな内容としては主人公の北條すずが戦争下で生きていく日々を描いている
戦争の話なのに冒頭に出したように心が朗らかになるのは圧倒的北條すずのキャラクター性だと思う
戦争ものの主人公のイメージというのは「たくましい」「気が強い」はたまたは「極端に恵まれていない」
だが、北條すずは本当に普通!劇中で幼馴染みの水原哲からも言われるぐらい普通
その北條すずの普通さが戦争下でも幸せがあったんだ、些細なことに一喜一憂できる今の私達となんら変わらないんだと気づかせてくれる
さらにこの作品の魅力は戦争や平和について説いてくれるだけではなく個々のキャラクターが素敵!!
ヒロインは言わずもがな家族そして嫁ぎ先、幼馴染み全てのキャラクターを愛せる
私が特に好きなのは旦那さんである北條周作!幼い頃に会った北條(当時は浦野)すずを探し出しお見合いをするところからして現代人にはない感覚なので新鮮そのもの
北條周作は亭主関白な感じとはかけ離れているが決して弱い男な訳でもない
ただ不器用ですずが好きなだけこの設定のサジ加減がうまいからクドいキャラでもなく亭主関白なキャラでもないのだろうと思う
長く書いているが気になっているなら絶対見てみるべき価値がある
特に戦争について学びその先を知りたいと思うなら尚更
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